2016年08月05日

第19話「支部列伝その10 神奈川支部〜since 2000~」

 「エイサー」「泡瀬の京太郎」「琉球舞踊」。これらは私の青春の日々をときめかせた、沖縄の宝物です。1996年、神奈川県の川崎市民まつりへの出演依頼が祭り太鼓にきました。出演人数50名程での依頼でしたが、私は100名のメンバーで出演したいと思いました。それは私が琉球舞踊に取り組んでいた時、先生から「神奈川県は琉球舞踊を大切にしていて、沖縄が琉球舞踊を文化財にしていない時から神奈川県は文化財に指定していた」と聞かされていたことがあり、神奈川県での出演にはぜひ力を入れたい、と思ったからです。私は「沖縄の文化を大切にしている神奈川県にひとりでも多く行って感謝のエイサー太鼓を打ち響かそう」と沖縄本島だけではなく県外各支部にもよびかけたところ、100名のメンバーが集まりました。その頃、結成間もない東京支部には埼玉県や神奈川県から通うメンバーもいたのですが、その中の一人「中村喜一」さんが後に初代神奈川支部長となりました。そして2代目支部長「伊保忠義」、3代目支部長「福野千穂」、4代目支部長「市村尚也」、5代目支部長「小林静香」、6代目支部長に「杉本里恵」がなり、沖縄と神奈川との交流の輪を広げています。

〜人の輪は感動の輪となり、その輪は世界の輪となる〜

一人ひとりが熱く燃え、熱く語りあう。琉球國祭り太鼓結成から34年目を迎え、メンバーとの出会いはそのたびに私の胸を熱くするのです。
posted by ryukyukoku at 15:01| 第1話〜