昭和57年11月3日、沖縄まつりで50名の男たちがエイサー大太鼓を打ち響かせた。
それは、 新たな時代の新たなるエイサーの息吹を多くの観衆に感じさせることとなった。
今思えばエイサー大太鼓だけの 1000人演舞を夢見ていた私を、弟であり現迎恩館館長・目取真邦男の「まずは50名から」という言葉が動かし、大きな夢に一歩踏み出すきっかけとなった。
沖縄の青年たちが地域の仲間に呼びかけて結成された琉球國祭り太鼓。泡瀬、知花、登川、高原、室川、古謝、そして石川など、地域の青年たちが「青春」の旗を掲げて鼓舞する。50名の青年たちが打ち響かせたエイサー大太鼓の演舞は、地球という名の舞台に立つための大きなはじまりであった 。
いつの世も時代は感動を求めている。
2019年01月29日
第25話「はじまり」
posted by ryukyukoku at 16:00| 第1話〜